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センター長あいさつ

 

 

 

長岡技術科学大学は、高度経済成長期における産業の牽引役として科学技術の重要性が認識される中で、昭和51年に開学しました。以来、教育理念「実践的、創造的な能力を備えた指導的技術者人材の育成」を掲げ、実世界の人間、社会、自然の諸事情の中で、技術者としてのその専門的能力を発揮できる人材の育成を行うために、一般共通教育の重要性を認識し、以下の3つの視点を重視した教育を行ってきました。

 

わが国をとりまく状況は、バ ブル崩壊、経済の低成長化、産業のグローバル化、地球環境との共生、さらには3・11東日本大震災など、めまぐるしい変化を続けていますが、「技術」が問題解決の重要な鍵を握っていることは間違いのないところであると同時に、その適切な展開が不可欠となっています。その意味では、本学における技術者教育においても、上記の3視点を掲げた一般共通教育の重要性はますます高まっていると言えましょう。

 

「共通教育センター」は、平成19年4月に発足し、こうした一般共通教育の本学における企画・推進を、文系・理系の基盤的教育人材を有する教育開発系と技術科学教育人材を有する各専門系とが協調的に図ってゆく組織として、様々な活動を始めています。学部の教養科目、大学院修士課程の専攻共通科目のカリキュラム・授業の計画・管理・改善、外国語教育や留学生教育、専門基礎教育との協調的課題への取り組み、入学前の学習歴や学生の資質の差異に配慮したきめ細かな基礎学力の向上策への取り組みなどに努めているところです。

 

学生の皆さんには、学部・大学院を通して、専門的な技術に関する知識や能力を身につけるだけではなく、これら共通教育の重要性を認識し、そのための学習に主体的に取り組んでいってもらえることを期待しています。また、教員の皆さんには、専門教育を活かすことのできる真に実践的、創造的な能力を備えた指導的技術者育成のため、一般共通教育への認識を深め、本学学生が豊かな教育を受けられるよう協力いただけることを期待しています。

共通教育センター長